TOP > Column/スパムメールの脅威
プライベートでもビジネスでも、今や電子メールでのコミュニケーションは必要不可欠なものとなっています。しかしその世界中を飛び交う電子メールの5~7割がスパム(迷惑)メールである、という事実をご存知でしょうか?
商品の売り込みや出会い系会員サイトの募集告知などの、宣伝メッセージが詰まったスパムメール。そして近年増えているのが、メール本文のリンク先や添付ファイルから、ウイルスやスパイウェアなどのプログラムへ感染するおそれのあるようなメールや、フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などのギミックを組み込んだメールです。これらの悪意あるメールは送信されるだけでも“迷惑”ですが、それ以上に金銭被害などを発生させる原因となります。こうした悪意を載せて世界中を飛び交うスパムメールは、いってみれば「病原体を媒介する虫」のようなものです。そして世界中のメールのほとんどがその「迷惑な虫」であるという事実は見逃せません。
スパムメールを受信することで起こる被害について考えてみましょう。まず受信すること自体が迷惑です。特にビジネスの現場では、それらのスパムメールを削除したり仕分けしたりといった作業にリソースを割かれます。さらに業務上重要なメールをスパムメールの中から探し出すのにも一苦労。この作業を毎朝、全社員が行っていると考えてみて下さい。膨大な時間のロスとなっていることにお気づきいただけることと思います。
さらに見逃せないのが「サーバ負荷の増大」です。スパムであってもメールであることには変わりないため、サーバには他のメールと同様の負荷がかかります。また短時間に何千通も送信されてくるようなスパムメールの場合、メールサーバがダウンしてしまうことも充分にあり得るのです。
そして上記に加えてウイルスによる被害やスパイウェアの被害も加えると、スパムメールによる被害は決して見逃せるようなものではないことがご理解いただけましたでしょうか?
アメリカや韓国に比べてスパムメールの比率が低いといわれている日本ですが、それでも実情は全メール中の4割近くがスパムメールだといわれています。以下のグラフをご覧下さい。
仮に1件のスパムメール処理には、人間の手で5秒かかるとしましょう。社員1,000人の企業が、1人につき10件のスパムメールを毎日受信するとします。
この場合…
10件×5秒×365日×1000人=18,250,000秒≒5,000時間
なんと会社全体で1年間に5,000時間ものロスが、スパムメールによって引き起こされているのです。それによって生じる損失額を考えれば、まさに由々しき問題であるといえます。
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